聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 「彼は王となって治め、栄えて、この国に公義と正義を行なう。」 (エレミヤ23:5) 今日のエレミヤ書23章は7節までがやがて来る、回復の時についての預言、9節以降が偽預言者に対する裁きの預言となっています。 1節から4節の「牧者」という言葉は、王や祭司・預言者といったイスラエルの民の指導者をさす言葉です。彼ら指導者たちの罪のために、彼ら自身も、また民も裁きを受けるが、その中にあってなお主に忠実な者を主は集め、国を再興して下さるということが3節では預言されています。そして、4節以降ではその新しいイスラエルでは、神様ご自身の遣わす救い主、メシヤが王となり正義にかなう支配をして下さる、ということが預言されています。 主につながる者は、国が滅び、民族が散りじりになるような中にあっても、なお神様の特別な守りの中に置かれているのです。ですから、私たち主につながる者は、浮き沈みの激しい世の中の流れに振り回され、右往左往する必要はないのです。 9節以降は偽預言者に対する裁きの宣告です。人に受け入れてもらおうと、17節で言われているようなこと、神様に対する畏れがないままでも構わない、悔い改めがなくても構わない、自分の思いや感情のままに歩んでも構わないというようなことを語る者は偽預言者です。現代社会は正にそういう偽預言者的な価値観が力を持っています。そういう偽預言者的な価値観に流されたり、そういうことを語る偽預言者に惑わされることなく、主を恐れ、悔い改め、主を信じ、主に従い、人の思いを越える神様からの祝福に、何より他のなにものにも代えられない永遠のいのちに与かる者とならせていただきましょう。 中谷建晴 |