聖書一日一章メッセージ集


堺大浜キリスト教会聖書一日一章

「『だめだ。私たちは自分の計画に従い、おのおの悪いかたくなな心のまま に行なうのだから。』」 (エレミヤ18:12)

今日のエレミヤ書18章の前半は陶器師の仕事ぶりを通して、神様がエレミヤを通して語ったお言葉、後半は不当な迫害の中にあってエレミヤが神様に向かって叫んだ言葉となっています。
1節から11節まででは、神様と人間との関係が陶器師とその手の中にある粘土との関係にたとえられています。つまり、神様が私たちの人生を支配する権限を持っておられ、私たちは本来、神様に対して、あれこれ文句をつけることのできるようなものではないのです。
しかし、神様は全く勝手にその権限を振り回す方ではないこともここでは同時に語られています。7節から11節で述べられているように、神様は人間の自由と人格を尊ばれ、人間が主体的に神様に従うことを待っておられるお方なのです。さらには、悔い改めるならば、わざわいを思い直し、しあわせを与えようとされる、忍耐深く、恵み深いお方なのです。この神様の忍耐深さ、恵み深さを覚え、悔い改め、神様に従い、幸いに与らせていただきましょう。
12節は人間の心の頑なさ、わかっている、と言いながら開き直るようなふてぶてしさをよく表現しています。当然ながら、そのように開き直る者は13節から17節で言われているように裁きを免れることはできません。聖霊様から助けをいただいて、悔い改め、神様の前にへりくだり、その恵みに与かる者とならせていただきましょう。
19節以降のエレミヤの叫びは彼を不当に迫害する者たちの破滅を願う強烈なものです。神様の御心に敵対する者はこのような呪いを受けて当然なのです。正にそういう者として呪いを受けて当然だった私たちが、イエス様が私たちに代わって呪いを受けて下さったおかげで、この呪いから解放され、むしろ祝福を受ける者とされているのです。感謝しましょう。

 中谷建晴



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