聖書一日一章メッセージ集


堺大浜キリスト教会聖書一日一章

「彼らがわたしに聞き従わなかったからだ。」 (エレミヤ13:11)

今日のエレミヤ書13章には、一つの譬えとなる経験をさせた上で、神様がエレミヤに語らせた、ユダの国の滅亡についての預言が記録されています。
1節から7節では、エレミヤが神様に命じられた通り、ユーフラテス川のほとりの岩の間に亜麻布を隠し、それから何日もたってから、その亜麻布を掘り出し、その亜麻布が腐ってしまっているのを発見したという出来事が記録されています。
エルサレムに住んでいたエレミヤは、おそらくは意味のわからないままに、ユーフラテス川のほとりにまで2度の旅をしたようです。交通手段の発達していない当時、その旅は決して安易なものではなかったはずです。しかし、エレミヤは神様に従ってこの旅をしたわけです。このエレミヤの姿勢に比べて、私たちはどれほど神様に従おうとしているでしょうか。
また、この旅は、8節以降の預言をエレミヤが語るためのものであったわけですが、このことは神様の言葉をわからせていただくということがどれほど大切なことなのか、ということを示唆してくれていると思われます。にもかかわらず、私たちは大した犠牲を払うこともなく安易に神様のお言葉をわかってしまおうとしてはいないでしょうか。
亜麻布の例を用いて、神様は、私たちは神様にむすびついていてこそ、実を結ぶことのできるものであり、さもなければ捨てられ、滅ぼされて当然のものである、ということを語っておられます。私たちは、ヨハネの福音書15章5節で語られているように、日々御言葉に聞き、御言葉に従い、イエス様にとどまり、実を結ぶ生涯を歩む者とならせていただきましょう。

中谷建晴



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