聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                     エレミヤ書 49章

「だれかわたしのような者があろうか。だれかわたしを呼びつける者があろうか。だれかわたしの前に立つことのできる牧者があろうか。」
      (エレミヤ書 49:19)

 この章では、まず、アモン人にたいするさばきが告げられます。「なぜ彼らの王がガドを所有し、その民が町々に住んだのか。」ガドはイスラエルへの割り当て地でしたが、アッシリヤがギルアデからイスラエルを捕え移した後、アモン人がそこを占拠したことを責められたのです。主の目にはイスラエルがどれほど大切であったかがわかります。彼らは、「自分の財宝」に頼っていましたが、それらがすべて失われます。主は、主を頼らず、他のものを自分の頼りとしている者を打たれるのです。しかし、それは彼らを主に立ち返らせるためです。ですから、アモン人をさばかれますが、その後、「アモン人の捕らわれ人を帰らせる。」と言われるのです。アモン人へのさばきの預言に続いて、エドムへのさばき、ダマスコにたいするさばき、ケダルとハツオルへのさばき、エラムへのさばきと続きますが、すべて彼らが誇りとしたものを打ち砕き、彼らがそのようなものが頼りにならないことを悟ったとき、彼らのみなしごをさえかえりみ、捕らわれ人を帰らせる、と言われるのです。彼らが主に頼るためです。主は、“エドムは知恵を誇っているが、その知恵がなくなる、孤立した安全と思っているケダルとハツオルは四方から攻めこまれる、力に頼っているエラムの力の源はくだかれる“と宣告し、しかも、”彼らの繁栄を元通りにする“と言われるのです。「主よ。あなたは愛の主です。あなただけが主です。虚しいものに頼らず、ただあなたを待ち望みます。」と祈りました。

                          唄野隆



Copyright© Sakai Ohama Christ Church All rights reserved.