聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 エレミヤ書 45章 「見よ。わたしは自分が建てた物を自分でこわし、わたしが植えた物を自分で引き抜く。この全土をそうする。」 (エレミヤ書 45:4) エホヤキム王の第4年、これはネブカデレザルがバビロン王になった年ですが、主は、エレミヤに語ったことばをバルクに筆記させ、それを民に読み聞かせられました。それを聞いたエホヤキム王はバルクが読み上げたところを次々と火で焼かせました(36章)。それは、25章に記されているメッセージだったと思われます。“主はユダに預言者たちによって、何度も語りかけたのにユダは聞かなかった、だから主はバビロンの王ネブカデレザルを呼び寄せ、ユダを滅ぼし、ユダは70年の間バビロンに仕える、その後、主はユダを苦しめたバビロンをはじめ世界の国々を打つ”というメッセージです。バルクは、ユダの人々の悔い改めを願い彼らの救いを求め、必死に、主のメッセージをエホヤキム王をはじめユダの人々に語ったのですが、彼らは聞きませんでした。バルクは、悲しみと嘆きで疲れ果てた、と訴えました。それを聞かれた主は、“お前は、自分が生んだのでもなく育てたのでもないユダの民のために嘆いているが、わたしは自分が建てた物を自分でこわし、わたしが植えた物を自分で引き抜くのだ、この全土をそうするのだ”と言われました。“わたしの痛みがわかるか”との主の御声が聞こえます。バルクは、“自分のために大きな期待を持つな、わたしは世界をさばく、しかしお前の命は守る”と言われる主の御声をどう聞いたのでしょうか。私たちは、この主の愛をもって今の世界を見ているだろうか、と愛の欠けを痛感し、主の愛を求めました。 唄野隆 |