聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 エレミヤ書 30章 「わたしに近づくためにいのちをかける者は、いったいだれなのか。― 主の御告げ。― あなたがたはわたしの民となり、わたしはあなたがたの神となる。」 (エレミヤ書 30:21,22) 30章から33章まではイスラエルの救いを語る「慰めの預言」と言われています。主は、エレミヤに、彼に語ることばを書物にせよと言われます。主のみことばの確かさを確証するためでしょう。主の救いの日は恐怖に満ちた苦難の日です。しかし、その日、イスラエルは救われるのです。彼らは偶像礼拝に走ったので、そのための懲らしめを受け、アッシリヤやバビロンに滅ぼされ、捕囚とされました。しかし、主はそこから彼らを解放してくださるのです。彼らを打った国々は滅ぼされます。彼らは捕囚から解放され、彼らの嗣業の地に帰ります。そのとき、彼らが恋い慕った恋人すなわち偶像とは、彼らはもう全く縁が切れています。「あなたの恋人はみな、あなたを忘れ、あなたを尋ねようともしない。」と言われているとおりです。異教の国での捕囚生活で、偶像礼拝の虚しさを知ったからでしょう。彼らは故国に帰って喜びますが、その救いは、いのちをかけて神に近づく彼らの中から出る支配者に導かれ、彼らが神の民とされ、神が彼らの神となられることによって、彼らのものとなります。ここまでエレミヤの預言を聞いてくると、この御方がイエスさまであることがはっきりわかります。イエスさまは御自分のいのちを捨てて私たちの贖いとなられ、神に近づき、私たちを神の民とし、神が私たちの神となってくださる道を拓いてくださったのです。感謝です。私はイエスさまを信じます。 唄野隆 |