聖書一日一章メッセージ集
聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 エレミヤ書 ２９章 「わたしはあなたがたのために立てている計画をよく知っているからだ。− 主の御告げ。− それはわざわいではなくて、平安を与える計画であり、あなた方に将来と希望を与えるためのものだ。」 （エレミヤ書 ２９：１１） バビロン王ネブカデネザルがエルサレムに攻め寄せ、エコヌヤ王を廃し、彼と王族、貴族、職人たちを捕囚としてバビロンに連れて行き、ゼデキヤをユダの王に任じたとき、エレミヤは、捕囚として連れ去られた人々に、“すぐにも帰国できると告げる偽預言者のことばに欺かれるな、その地に根を下ろし、家を建て、仕事に励み、子どもたちにも家庭を持たせ、その地の繁栄を求めて、主に祈れ、その地で増えよ”と書き送りました。同時に、“７０年の時が満ちると、主はお約束どおり、彼らをバビロンからエルサレムに連れ帰られる”と語りました。彼らがバビロンでの生活に励むのは、彼らが落ちぶれて逃げ帰ってくるのでなく、新しい出発のために堂々と帰還するためでした。エルサレムに残った民については、偽預言者の気休めのことばに惑わされ、主のことばを聞かないので、滅ぼされる、と宣告されました。バビロンで生きよ、というエレミヤの勧めは、今の私たちにも当てはまります。私たちは、主の救いを受け、天の国籍を与ええられ（ピリピ３：２０）、天の御国を待ち望んで生きます（ヘブル１１：１０−１６）。地上の生活に縛られず、今、生かされているところで、善き市民、国民として、その地の祝福を主に祈り、健全な生活をし、周りの人々の益となるように励みます。そのとき、主のご計画は私に平安を与え、将来と希望を得させてくださる御計画だ、と悟ることができるのです。 唄野隆 |
