聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                     エレミヤ書 26章

「このとおり、私はあなたがたの手の中にあります。・・・ただ、もしあなたがたが私を殺すなら、・・・。」
      (エレミヤ書 26:14、15)

 エホヤキムが王となったとき、エレミヤに主のことばが臨み、“主の宮に礼拝に来るユダのすべての町の者に、主が語れと命じたことばを残らず語れ”と命じられました。 “彼らがそれを聞いて悪の道から立ち返るかもしれない、そうすれば彼らに下そうとしていた災いを思い返すことができる”という主のみこころから出たことでした。主は何とか彼らを赦したかったのです。しかし彼らは聞きませんでした。エレミヤが主の宮でこのことばを語っているのを聞いた祭司と預言者と民とは、エレミヤを捕らえ、“この男はエルサレムと主の宮が廃墟となると語るから殺してしまえ”と叫び求めました。ユダの首長たちは主の宮に上り、彼らの訴えを聞き、エレミヤの言い分を聞きました。エレミヤは、“私は主に遣わされたので語ったのだ、今、悔い改め、主に聞き従え、私はあなたがたの手の中にある、殺すなら殺せ、しかしそのときは罪のない者の血を流した責任を問われることを知らなければならない”と、いのちをかけて彼らに迫りました。首長たちはエレミヤの真実さと主による迫力に打たれたのでしょう、エレミヤの言い分を聞きました。ウリヤも同じ主の名によって同じことを語ったのですが、恐れて自分のいのちを守ろうとしたのでしょう、エジプトに逃げ、連れ戻され殺されました。こういう状況の中で、主のためにいのちをかけて語ったエレミヤは本当に主に遣わされた主の預言者でした。いつの世でもこのような預言者を大切にしたいと思います。

                            唄野隆



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