聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                     エレミヤ書 23章

「その日、わたしは、ダビデに一つの正しい若枝を起こす。彼は王となって治め、栄えて、この国に、公義と正義を行う。」
        (エレミヤ書 23:5)

 イスラエルの民を牧する者、つまり王に対する預言、そして、祭司、預言者たち、宗教的指導者たちに対する預言です。王に対しては、 “彼らは国を滅ぼし、民を捕囚として外国に連れ去らせてしまうような王であったが、主は、ダビデの若枝である真の牧者を送り、彼によって、彼らを牧し、連行された捕囚の地から連れ戻す”と語って、彼らを主の民を滅ぼし散らす牧者と断罪し、愛に基づく主の確かな救いの決意を伝えられました。この主のみこころが私たちのよりどころだと改めて感謝しました。宗教的指導者たちに対しては、“彼らは内も外も汚れ、何よりも、主のみこころを聞かず、自分の心の幻を語り、民に偽りの平安を告げ、民を惑わせている”と断罪し、“彼らが主の会議に連なったのなら、つまり主に聴き主の御心を知ったなら、民を悪の道から立ち返らせたであろうに”と嘆きます。そして、“偽りの預言者は、「偽りと自慢話」を語りながら、「主の宣告」と言って語っている。そんなことは、主は語っておられない、主の宣告は何かと聞かれたら、主は「あなたがたは重荷だ。だから、わたしは、あなたがたを捨てる。」と言われる、「主の宣告」と主の側から話すのでなく、「主は何と答えられたか。主は何と語られたか。」と人の側に身を置いて、聞け”と語りました。神に代って真理を教えようとするのでなく、何としても救うと言われた主の愛と救いの御意思を信じ、主の前にへりくだって、悔い改め、主のみこころを聴く者であれ、と示されました。

                            唄野隆



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