聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 エレミヤ書 22章 「・・・しかし、もしこのことばを聞かなければ、・・・。」 (エレミヤ書 22:5) ここで、エレミヤは、まず、“公義と正義を行い、弱い者を救い、在留異国人やみなしご、やもめを顧みよ、そうすれば王位は安泰だが、主のみこえを聞かなければ滅ぼされる”と語り、ユダ最後の善王ヨシヤの死後、彼の後をついだ王たち一人ひとりにたいするさばきを告げました。2列王23:28以下の記事によりますと、ヨシヤは、メギドでエジプト軍と戦って死に、その子エホアハズまたの名シャルムはエジプトに連れ去られ、二度と帰国することなく、捕囚の地で死にました。そのシャルムについて、エレミヤは、“死んだ者(ヨシヤ)のために嘆くな、連れ去られた者のために泣け”と語りました。エジプト王はその後シャルムに代えてエホヤキムをユダの王としましたが、彼は国民の幸せよりも自分の楽しみを重んじ、自分の利益を求め、自分のために豪華な宮殿を建て、不義を行い、罪のない血を流しました。それで、“誰にも愛されず、誰にも顧みられずに死ぬ”と宣告されました。彼が、主の語りかけを無視したからです。エホヤキムについても、エレミヤは、「わたしの声に聞き従わないということ、これが、若いころからのあなたの生き方だった。」と言いました。エホヤキムの後を継いだエホヤキン、またの名エコヌヤはバビロンに連れ去られ、彼の後を継いだゼデキヤも滅ぼされて、ダビデ王朝は消滅しました。「もしこのことばを聞かなければ・・・」という主の叫びから、何とか主のことばを聞いて生きてほしい、という主の願いが心に迫ってきます。「主よ。聞きます。聞かせてください。」と祈りました。 唄野隆 |