聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 エレミヤ書 20章 「主のみことばは私の心のうちで、骨の中に閉じ込められて燃えさかる火のようになり、私はうちにしまっておくのに疲れて耐えられません。」 (エレミヤ書 20:9) エレミヤが主の宮の庭で、エルサレムのさばきを宣告するのを聞いた主の宮の監督パシュフルがエレミヤを打ち、彼を足かせにつなぎました。宮を大事にし、主のことばを退けたのです。その彼に、エレミヤは、エルサレムが破壊され、ユダの民はバビロンに連れ去られ、パシュフルも捕囚となる、と告げました。厳しい預言でした。彼は好んでこういうことばを語ったのではありません。エルサレムの破滅は彼にとってもつらいことでした。さばきを語れば語るほど人々の激しい反発を招きます。主のみことばを語るのは彼にとっても苦しみでした。彼は、語るのをやめようと思いました。しかし、主のみことばは彼の心のうちで、骨の中に閉じ込められて燃えさかる火のようになり、彼はそれをうちにしまっておくのに疲れて耐えられなくなりました。彼に反対する人々は彼を黙らせようとしました。しかし、主はエレミヤと共にいて勇士のようでした。彼らはエレミヤを押さえつけることができませんでした。エレミヤの信仰が主のみことばを語らせたのではありません。主のみことばが彼を強いてほとばしり出たのです。主の預言者として立つことは大変なことです。彼は自分が生まれてきたことを呪うほどの苦しみの中から主のみことばを語ったのです。主のみことばを伝える召しを受けた人はこういう厳しい道を歩んでいるのです。こういう方々のために祈り、彼を支えることは大切なつとめです。 唄野隆 |