聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 エレミヤ書 11章 「あなたを植えた万軍の主が、あなたにわざわいを言い渡す。」 (エレミヤ書 11:17) 主は、エレミヤに、“主の契約のことばを守れ、それは、主がかつてエジプトからイスラエルを連れ出された日に、彼らがそれを守るなら、彼らは主の民となり、主が彼らの神となる、と主が約束された契約のことばだ”と語られました。エレミヤは、アーメンと答えました。主のみことばを聞き、それを確認するのは、主の民にとって、いつのときでも大事なことです。しかし、イスラエルは聞きませんでした。他の神々に心を向け、偶像礼拝に走り、国中に偶像のための祭壇を満たし、町の通りにはどこにも偶像が置かれているという状態になりました。それで、主はこの契約のことばどおり(レビ26:14−26)、イスラエルに災いを下し、彼らは恐怖にまといつかれ、戦いに敗れ、災害に悩まされ、疫病に苦しむようになりました。エレミヤが預言活動を行っていたときは、ユダはまさに亡国の直前でした。それでも彼らは悔い改めて主に立ち返ろうとしませんでした。それで、主はエレミヤに、“主はイスラエルを愛してこられたが、彼らは心を頑なにして偶像礼拝をやめない、だから主は彼らを打たれる、そして、偶像に彼らを救う力のないことを悟らせる、主ご自身が彼らを打たれるのだ”と厳しいさばきを示されました。最後の部分は、主がエレミヤに、彼の故郷アナトテの人々のエレミヤ殺害計画を示し、彼らへのさばきを宣告された記事ですが、このことを通して、主は、エレミヤに、イスラエルをさばかれる主の痛みを共有してほしかったのではないでしょうか。主と思いを共にすることは何とたいへんなことでしょうか。 唄野隆 |