聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 エレミヤ書 8章 「主はこう仰せられる。『倒れたら、起き上がらないのだろうか。背信者となったら、悔い改めないのだろうか。』」 (エレミヤ書 8:4) はじめの3節は7章のエルサレムへのさばきの宣告の続きです。偶像礼拝にふけった者たちは、墓が暴かれ骨がさらされるほどの厳しいさばきに遭うと言われます。その後、なおも背信を続けるエルサレムにたいする主の嘆きと厳しいさばきの宣告が続きます。「倒れたら起き上がらないのだろうか。背信者となったら悔い改めないのだろうか。なぜ、この民エルサレムは、背信者となり、背信を続けているのか。彼らはあざむきにすがりつき、帰って来ようとしない。」と悔い改めないエルサレムの強情さを主は嘆かれます。彼らは責められても悔い改めず、悪に突っ走ります。そして、自分たちには律法が与えられていると言い張ります。しかし、律法は与えられたこと以上に聞いて行うことが大事なのです。彼らは律法を聞いてもそれを偽りのものとしてしまっています。さばきを受けてもそれに目をつぶり、「平安だ。」と言い張ります。本当のことに目をつぶって偽りの気休めに頼るのです。こんな姿勢にたいしては、厳しいさばきしかありません。しかし、主はさばきを喜ばれるのではありません。彼らを悔い改めに導き、救いの喜びを与えたいのです。「わたしは彼らを刈り入れたい。」と言われているとおりです。主は悔い改める者には救いを与えられます。信仰は真実に目をつぶり、気休めに頼り偽りの平安を夢見ることではありません。正直に自分の罪を認め、真実に悔い改め、主の救いの御手に身を委ねることが、信仰の道です。私は主を信じ悔い改めます。 唄野隆 |