聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 エレミヤ書 7章 「わたしの声に聞き従え。そうすれば、わたしは、あなた方の神となり、あなたがたは、わたしの民となる。」 (エレミヤ書 7:23) この箇所では、“ユダの民は、悪を行いながら、エルサレムの神殿は主の宮だから安心だと言っている、しかし、主は、主の名をもって呼ばれる宮があるから彼らを救うのではない、彼らがそこで多くのいけにえをささげるから彼らを喜ばれるのではない、彼らが主に聞き、主の喜ばれる善を行うなら、彼らをその地に住まわせるが、偶像を拝み、悪を行い続けるなら、かつての礼拝の地シロが破壊され廃墟となっているように、エルサレムを打ち、廃墟とする”と厳しく問責し、厳しいさばきを告げられます。主は、私たちが宗教的立場を誇り宗教活動に熱心になることを喜ばれるのではありません。主のみことばに聴き、みこころに従って正しく歩み、二心なく、きよくあわれみ深い人生を歩むことを喜ばれるのです。宗教的活動は、学問でも、修行でも、ささげものでも、自己主張と結びつき、子どもを犠牲にするところまでエスカレートする危険を含んでいます。しかし、主のみことばを聞いてそれに従おうとすると、従いきれない自分に直面し、罪を示され、へりくだって悔い改め、主に身をおゆだねするように導かれます。主は、聞け、と彼らに語りかけられましたが、彼らは聞かず、自分は主にいけにえをささげこれだけのことをしている、と反駁しました。しかし、そんな自己主張にまみれたささげものを、主は喜ばれません。かえって憎まれます。「みことばを聞き、主と自分自身を知り、悔い改めて、ありのままの自分を主にお委ねします。」と祈りました。 唄野隆 |