聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 エレミヤ書 5章 「ぶどう畑の石垣に上って滅ぼせ。しかし、ことごとく滅ぼしてはならない。そのつるを除け。それらは主のものではないからだ。」 (エレミヤ書 5:10) 2章からのユダとエルサレムにたいするさばきの宣告の続きです。エレミヤは語ります。“主は、エルサレムに公義を行い真実を求める者を見つけたら彼らを赦そう、と言われたが、民も指導者も、皆、主に背き、さかりのついた雄馬が雌を追い求めるように、他人の妻を慕い、「主が何だ。」と反抗心をたぎらせる、主はこんなエルサレムをどうして赦せようか”と彼らの罪を責め、 “北から、ことばの通じない、強く荒々しい民がエルサレムに攻めこみ、食料を奪い、町を廃墟とする、エルサレムの罪の故だ、彼らは主を恐れず、主の御業を認めず、主の恵みに目を留めず、悪事に走り、欺きに満ち、支配者は公義を欠き憐れみを忘れ、預言者は偽りを語り、祭司は気ままに治め、民はそれを愛している”とユダの罪を責め、主のさばきを告げます。しかし、その厳しいさばきの預言の中で、彼は、「しかし、その日にも、― 主の御告げ。― わたしはあなたがたを、ことごとくは滅ぼさない。」と告げました。少し前には、「ぶどう畑の石垣に上って滅ぼせ。しかし、ことごとく滅ぼしてはならない。そのつるを除け。それらは主のものではないからだ。」と語っていました。エルサレムの罪を告発しながら、“それは彼ら本来の姿ではない、主は、彼ら本来のものではない反逆を取り除いて、主の民ほんらいの姿に立ち返らせたいのだ、その主の恵みを覚え、悔い改めて、主に立ち返れ”と語っていたのです。この招きが、今、私たちに与えられているのです。感謝です。 唄野隆 |