聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 エレミヤ書 1章 「わたしは、あなたを胎内に形造る前から、あなたを知り、あなたが腹から出る前から、あなたを聖別し、あなたを国々への預言者として定めていた。」 (エレミヤ書 1:5) エレミヤはエルサレム近郊のアナトテの祭司で、ユダの王ヨシヤの第13年に預言者として召され、ゼデキヤ王の第11年にエルサレムが陥落するときまで、40年を超える長い間、主のみことばを語り続けた預言者でした。それは、ユダの罪を責め、悔い改めない彼らの滅びを告げる厳しいことばでしたから、人々に歓迎されることなく、かえって激しい反発をまねき、命を奪われる危険もある、苦しくつらい使命でした。しかし、主は、エレミヤに、“彼らを恐れるな、主がともにいて、お前を救い出す、だから主の遣わされるどんな所へも出て行って、主の命じられることをすべて語れ”と命じられました。この困難な使命を全うさせる力は、主の召しのことばにありました。主は、エレミヤに、「わたしは、あなたを胎内に形造る前から、あなたを知り、あなたが腹から出る前から、あなたを聖別し、あなたを国々への預言者として定めていた。」と語り、「今、わたしのことばをあなたの口に授けた。」と言われました。主の愛と満腹の信頼と期待があふれ出ている召しのみことばです。主ご自身からこのようなみことばをかけられたからこそ、エレミヤはこの厳しく難しい使命にも応えることができたのだ、と納得できます。そうでなくてこのような厳しい召しに誰が応えられるでしょうか。私には主はどのように語ってくださっているか、その確認が私の人生を決めるのだ、と受け止めました。 唄野隆 |