聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

「見よ。わたしのしもべたちは飲む。しかし、あなたがたは渇く。」
(イザヤ65:13)

今日のイザヤ書65章と明日の66章では、主が来られる時のことが預言されています。
今日の65章の17節以降では世の終わりの時に全世界が新しく造り変えられることが預言されています。しかし、20節では100歳を超える寿命であるとはいえ、なお、死が存在することが言われており、黙示録21章4節で、新しい世界ではもはや死がない、と言われていることと一致していません。そこから、この箇所は、新天新地がもたらされる前にキリストが王として支配するいわゆる千年王国のことを言っているとする考え方がある一方、千年王国はない考える人たちは、100歳を超える寿命とは新しい世界では死がないことを象徴的に表現していると理解しています。いずれにせよ、17節の後半で語られているように、今私たちが経験している痛みや悲しみが全く過去のものとなってしまう、そういう素晴らしい祝福に満ちた世界がキリストにつながる者には約束されているのです。
1節では、それまで神様を知らなかった異邦人が救いに与かるようになること、2節から12節では、逆に神の民とされて来たイスラエルの人々が裁きを受け、滅ぼされることが預言されています。ただ神様のことを知っているとか、形の上では神の民である、ということで救いに与かることができるわけではないのです。
13節から16節では、真に神の民である者とそうでない者の置かれる状況がコントラストをなすものとして描かれています。マタイの福音書13章12節や25章29節でイエス様がおっしゃっておられるように「持っている者は、与えられてますます豊かになり、持たない者は、持っているものまでも取り上げられるのです。」 心からイエス様を信じ、祝福に与かり、さらに祝福を増し加えられて行く幸いな歩みをする者と、私たちはならせていただこうではありませんか。

 中谷建晴



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