聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                      イザヤ書 62章

「彼らは、聖なる民、主に贖われた者と呼ばれ、あなたは、尋ね求められる者、見捨てられない町と呼ばれる。」
          (イザヤ書 62:12)

 イスラエルは、主の民として選ばれたのに、主を捨て偶像に心を寄せたので、さばきを受け、国は滅び、国土は荒廃し、住む人もいなくなり、人々から「見捨てられた国」、「荒れ果てた地」と呼ばれます。しかし、主はご自身の民がそのままで終わることを許されません。「シオンのために、わたしは黙っていない。エルサレムのために、黙り込まない。その義が朝日のように光を放ち、その救いが、たいまつのように燃えるまでは。」と救いを告げ、“エルサレムの城壁に見張り人を置き、彼らが叫び声をあげ、エルサレムが救いを得、彼らは豊かに刈り入れ、その実を食べ、主をほめたたえ、自分たちが作ったぶどう酒を主の聖所で飲む”と言われます。そして、“都への大路を整え、主の民が旗を掲げて、堂々と帰ってくるようにさせよ”と命じられます。“彼らはそれまでは「見捨てられた国」、「荒れ果てた地」と呼ばれていたが、これからは「わたしの喜びは彼女にある」と言われ、「あなたの国は夫のある国」、と呼ばれ、「聖なる民、主に贖われた者、たずね求められる者、見捨てられない町」という新しい名を与えられる”と宣言されます。主の救いにあづかった者は、古い名前と新しい名前をもつのです。ヤコブ(押しのける者)はイスラエル(主と戦う者)とされ(創世記32:28)、滅びの子は、「選ばれた種族、王である祭司、聖なる国民、神の所有とされた民」と変えられます(1ペテロ2:9)。私の古い名は何か、新しい名は? と問われます。

                            唄野隆



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