聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 「わたしは彼らの背信をいやし、喜んでこれを愛する。」 (ホセア14:4) 今日のホセア書14章では悔い改めへの招きと、悔い改める者を神様が喜んで、赦し、受け入れ、愛して下さる、ということが述べられています。 まず、1節では、神様に背を向け、罪の道を歩み続けたがために、北イスラエルの人々が苦境に立たされるようになったこと、だから、まず何よりも神様に立ち返るようにということ、が言われています。 それまでの北イスラエルの人々がそうであったように、私たちも苦しみに出会う時に、ともすれば、自分が巧く立ち回ることができなかったからこういうことになってしまったといって自分を責めたり、あの人があの時にああいうことをしたから、或いは、こういうことをしてくれなかったから、と人を恨んだりしがちな者ではないでしょうか。しかし、そういう目に見える原因の背後には、何よりも神様に背を向けて来た、私たち自身の罪があるのではないでしょうか。だとするならば、その罪を認めて、その罪を離れて、神様だけを主として歩もうとすることが何より大きな解決への一歩です。ここで、神様が北イスラエルの人々に呼びかけておられるように、私たちにも、神様はまず罪を認めて、悔い改めることを呼びかけてはおられないでしょうか。 4節以下にあるように、神様は悔い改めて、御自身の下に来る者を、それまでの全ての罪を赦し、受け入れ、愛し、回復し、豊かな恵みに与からせて下さるお方です。これほど神様を何度も裏切った自分が受け入れてもらえるはずがないと思ったり、こんなひどいことをしてきて恥ずかしくて神様の下に今更帰ることができないなどというのは、むしろ不信仰であり、傲慢です。神様の憐れみにおすがりするしかない者として心からへりくだり、待ち続けて下さっている神様の下に帰り、神様が用意して下さっている豊かな祝福に与かる者とならせていただきましょう。 中谷建晴 |