聖書一日一章メッセージ集


堺大浜キリスト教会聖書一日一章

「しかし、彼らは牧草を食べて、食べ飽きたとき、彼らの心は高ぶり、わたしを忘れた。」(ホセア13:6)

今日のホセア書13章でも、イスラエルの神様に対する不真実と、そのために北イスラエル王国に下ろうとしている神様の裁きが語られています。
1節では、北イスラエル王国の中では最も有力なエフライム部族が、その神様から与えられたせっかくの力を、北イスラエル全体を偶像礼拝に引きずり込むために用いたことが言われているようです。
4節から5節は、出エジプトの時代についてのようです。イスラエルの人々は神様の力によって、エジプトでの奴隷の身分から解放され、また神様が助けて下さったからこそ、困難な荒野の旅を全うすることもできたのに、6節にあるように、神様からの祝福になれてしまうとすぐその神様を忘れて偶像礼拝に走ったわけです。
9節から11節は、サムエルの時代、イスラエルの人々が自分たちにも他の国々と同じ様に、王様が欲しいと叫び求めたこと。それで、神様が王様を与えたけれども、神様の守りがあったからこそ国を保つことができたのに、人々がそれを忘れて、王様そのものが国を守ってくれると思うようになってしまった、その間違いが指摘されているようです。
イスラエルの人々がそうであったように、私たちも、神様からの祝福を、祝福の源である神様御自身と取り違え、神様ご自身よりも大事にしてしまいがちなのではないでしょうか。そうではなくて、いつも、神様ご自身を見上げ、神様御自身に応えて歩む、的を射た、本当の意味で、祝福に至る歩みをさせていただきましょう。

 中谷建晴



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