聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

「彼らはわたしに向かって心から叫ばず、ただ、床の上で泣きわめく。」
(ホセア7:14)

今日のホセア書7章は、前半の7節まででは北イスラエルの国内の罪が、後半の8節以降では、北イスラエルの外国との関係の中での罪が指摘され、その罪に対する神様の裁きが宣告される、という形になっています。
5節から7節では、北イスラエル王国の中にある罪を最もよく表すものの一つとして王様が暗殺されて来たことが言われています。自分が王様になろうとする者がその時の王様を殺して、王様になるということが北イスラエルでは繰り返されて来ました。自分が認められたい、自分のやりたいようにしたいという思いは、本質的には人殺しにつながって行くような罪なのです。悔い改め、キリストを主とし、自分が認められることではなく、キリストが知られ、崇められることだけを求め、自分のやりたいように行動するのではなく、ただキリストに従っていく者、とならせていただきましょう。
11節では、北イスラエル王国が、神様を信頼しようとせず、エジプトやアッシリヤに頼って、身の安全を図ろうとしたことが罪として指摘されています。そして、それは14節の後半で言われているように、どういう結果が得られるかだけに王様や人々が心を奪われた結果であるようです。また14節の前半で言われているように、彼らの祈りは神様に向かうものではなかったようです。
神様が求めておられるのは、どういう結果になっても、ただキリストを主とし、キリストに従う者、そうしてキリストに心から依り頼み、キリストに心から助けを求める者なのです。そうではなく、自分なりのそこそこの歩みに少しキリストの助けも求める、というようなことをしていることはないか、自らの歩みをもう一度顧みさせていただきましょう。
中谷建晴



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