聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                    ホセア書 13章

「わたしはよみの力から、彼らを解き放ち、彼らを死から贖おう。」
                  (ホセア書 13:14)

 ホセアは、“主がイスラエルを愛しイスラエルが主を恐れ主を愛する親しい交わりを求められたのに、イスラエルは主に背を向け偶像を慕い求め、主はイスラエルをさばかなければならなくなった”と、主の深い悲しみを示します。彼の姦淫の妻との関わりが主の御思いを深く感じ取らせたのでしょうか。彼は、「エフライムが震えながら語ったとき、主はイスラエルの中であがめられた。」とイスラエルが純朴であった昔をなつかしみ、「しかし、エフライムは、バアルにより罪を犯して死んだ。」と嘆きます。そして、彼らは自分の考えで偶像を造ったがそれは実に虚しい企てであった、ということを示します。そして再び、「しかし、わたしは、エジプトの国にいたときから、あなたの神、主である。」と語ってくださる主を見上げ、“主は荒野でも彼らを知ってくださっていたが、彼らはカナンの地に入り豊かな牧草を得たとき、自分でやっていけると高ぶり、主を忘れ、偶像に目を向けたので、主は猛獣のように彼らに襲いかかられた”と語り、何としても彼らに主を求めさせようとされる主の御業を示します。イスラエルは自ら求めて王を立てましたが、王も首長たちも何の役にもたちません。イスラエルは滅んで死にわたされます。しかし、その死の世界からも、主は彼らを救うとおっしゃるのです。「わたしはよみの力から、彼らを解き放ち、彼らを死から贖おう。死よ。おまえのとげはどこにあるのか。」と言われます。この預言はイエスさまの復活のとき完全に成就しました(1コリント15:55)。感謝し、御名を賛美します。

                         唄野隆 



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