聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 ホセア書 10章 「今が、主を求める時だ。」 (ホセア書 10:12) 「イスラエルは多くの実を結ぶよく茂ったぶどうの木であった。多くの実を結ぶにしたがって、それだけ祭壇をふやし、その地が豊かになるに従って、それだけ多くの美しい石の柱を立てた。彼らの心は二心だ。今、彼等はその刑罰を受けなければならない。」とホセアは主のことばを伝えました。主が彼らを祝福し、彼等は豊かになりましたが、そうなると、彼等は満ち足り、主を忘れ、権威を恐れる思いを捨て、自分のほしいままに、他のものに心を向け、偶像礼拝に走り、主のさばきを招いたのです。私たちの時代も、神を求めず、上なる権威を否定し、自分の善いと思うことを追求し、自分の思い通りに生きることが幸せになる道だと期待したのに、社会の乱れを招いた、そういう時代ではないでしょうか。昔は鍵のない生活ができたのに、今は子どもの登下校に親が付き添わなくてはならなくなり、耳をふさぎたくなるようなニュースを毎日きくような国になりました。それは、根本的には、権威を恐れぬ姿勢から来たのではないでしょうか。こういう状況に陥っていたイスラエルを、「ギブアの日々よりこのかた、あなたは罪を犯してきた。」と主は責められました。性の乱れと暴虐からベニヤミン部族がほとんど絶滅しそうになったギブアの事件は、主を恐れず偶像に心を向ける二心がもたらしたものでした(士師記19章)。しかし、そういうイスラエルに、主は、「今が、主を求める時だ。ついに、主は来て、正義をあなた方に注がれる。」と招きかけてくださいました。感謝して、「今、悔い改めて主を求めます。」と祈ります。 唄野隆 |