聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 ホセア書 6章 「さあ、主に立ち返ろう。主は私たちを引き裂いたが、また、いやし、私たちを打ったが、また、包んでくださるからだ。」 (ホセア書 6:1) ホセアは、イスラエルに、悔い改めを迫りました。「さあ、主に立ち返ろう。主は私たちを引き裂いたが、また、いやし、私たちを打ったが、また、包んでくださるからだ。」 素晴らしい悔い改めの勧めです。“主は私たちを罪ゆえに打ち、主の義を示されるが、罪人を滅ぼすのではなく、さばかれ死に渡された罪人をいのちによみがえらせ、主の御前に生かしてくださる”と言うのです。イエスさまの十字架の死と復活にもとづき、私たちを、イエスさまにあって、古い人を殺し、新しいいのちに甦えらせ、主と共に永遠に生かしてくださる新約の福音がここに示されています。そして、その主の招きに応えて、主を知ることを追い求めよう、と勧めます。ホセアの招きに応えて、「主を求めます。御霊さま。お導きください。」と祈りました。しかし、ホセアが語りかけたイスラエルとユダの人々の反応はどうでしょう。彼等はホセアの勧めに誠実に応答したように見えましたが、その誠実さは朝もやのようにはかないものでした。宗教的になり、いけにえはささげましたが、主を知ることには全く無関心でした。自分の罪に絶望し、主にすべてを委ねるというのではなく、依然として自己中心であり続けたのです。いけにえは、主に対して自分はこれだけのことをしたという自己主張です。自己中心の思いは、自分の気に入らない者は抹殺しようとしますし、自分の欲望のままに行動し、姦淫に走ります。「自分の罪を認めて悔い改める心を与えてください。」と祈りました。 唄野隆 |