聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 ホセア書 5章 「彼らが自分の罪を認め、私の顔を慕い求めるまで、わたしはわたしのところに戻っていよう。」 (ホセア書 5:15) ホセアは、「祭司たちよ。これを聞け。イスラエルの家よ。心せよ。王の家よ。耳を傾けよ。あなたがたにさばきが下る。」とイスラエルの指導者たちに主のさばきを宣告しました。それは、彼らが主の民とされ主と親しい関係に入れられたのに、他の神々に心を寄せ、しかも悔い改めようとしない頑なさ、高慢ゆえのことでした。彼等は戦争で苦しめられ、滅ぼされるのです。イスラエルはアッシリヤの圧迫を受け、シリヤと結んで、反アッシリヤ同盟を結成し、ユダをも引き込もうとしてユダに攻め寄せます(8)。しかし、その企ては成功せず、今度はアッシリヤによしみを通じようとしました。13節に示されている通りです。しかしその努力も空しく、アッシリヤはイスラエルに攻め込み、獅子のようにイスラエルを食い荒らします。ユダもアッシリヤの侵略を受けます。その戦争による苦しみは直接的にはアッシリヤによってもたらされましたが、実は、主の御手によるものでした。主は、「わたしは、エフライムには、獅子のように、ユダの家には、若い獅子のようになるからだ。」と言われました。それは、この苦しみを通して、彼らが、自分たちの罪を認め、主を慕い求めるようになるためでした。主は冷たく罪人を滅ぼされる御方ではありませんが、無理やり救うこともありません。私たちの人格を重んじ、私たちが、自分の罪を認め、悔い改め、主を求めるのを待ってくださるのです。「私は罪人です。お赦しください。救い主、主よ。」と祈りました。 唄野隆 |