聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 ホセア書 3章 「・・・ちょうど、ほかの神々に向かい、干しぶどうの菓子を愛しているイスラエルの人々を主が愛しておられるように。」 (ホセア書 3:1) 先に姦淫の女をめとり姦淫の子らを引き取れと言われた主は、ここで「再び行って、夫に愛されていながら姦通している女を愛せよ。」と言われます。何ということを命じられるのか、と思いますが、主は、つづけて、「ちょうど、ほかの神々に向かい、干しぶどうの菓子を愛しているイスラエルの人々を主が愛しておられるように。」と言われました。主はイスラエルを愛しておられたのに、イスラエルは偶像を慕い、祭りの菓子を求めました。それでも、主は、イスラエルを愛し、彼らに手を伸ばされたのです。主のみことばを受けたホセアは、この主の御思いを深く受け止めることができたのではないでしょうか。ホセアは、銀15シェケルと大麦1ホメル半でゴメルを買い戻します。ホセアに愛されながら、淫欲に引かれ他の男のもとに走り、彼にも捨てられて落ちぶれ、奴隷の身になっていたのでしょう。奴隷は30シェケルで売買されていたようですが、銀15シェケルと大麦1ホメル半がそれと等価であったのか、どうかはよくわかりません。いずれにしても、ホセアは大きな犠牲を払って、彼女を買い戻したのです。そして、これからは彼の所に止まって、もう姦淫したり、他の男の所へ行ってはならない、と言いました。主は、私たちを、御子イエスさまの血という大変な代価を払って買い取ってくださり、これからは、神の栄光のために生きよ、と言われます(1コリント6:20)。「感謝して、主にお応えします。私はあなたのものです。」と祈りました。 唄野隆 |