聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 ハガイ書 2章 「しかし、セルバベルよ、今、強くあれ。・・・仕事に取りかかれ。わたしがあなたがたとともにいるからだ。」 (ハガイ書 2:4) ハガイ書は「ダリヨス王の第二年の第六の月の一日に、預言者ハガイを通して、・・・主のことばがあった。」と言う書き出しで始まりましたが、2章でも「ダリヨス王の第二年の第七の月の二十一日に、」、また「ダリヨス王の第二年の第九の月の二十四日」に「主のことばがあった。」と記されています。この時期、預言者ゼカリヤにも「ダリヨスの第二年の第八の月に」、そして「第十一の月の二十四日」にも主のことばがありました(ゼカリヤ1:1,7)。主がどんなに深い愛をもって熱心に、ユダの帰還民に語りかけられたかがよくわかります。この時期の彼らの行動が大事なものだったのです。主は、総督ゼルバベルに、大祭司ヨシュアに、そしてその国のすべての民に、「今、強くあれ。」と励まし、「仕事に取りかかれ。」とうながし、「わたしがあなたがたとともにいる。」と約束されました。彼等は、それまでの自分を第一にし、自分の生活を守るための生き方から、まず主の宮を建て、主第一の生活に切り替えるようにうながされたのです。それこそ、彼らを実のある、意味のある生活に導く道だったのです。自分たちの生活の実態をじっくり省み、自分を第一にし、自分の生活を守ろうとする生活がどんなに労多くして実りなく虚しいものであったかを悟り、主を第一にする生活に切りかえたときから、初めはどんなに小さく貧弱であっても、どういう実を結び始めたか、に目を留めよく見よ、という主のみことばをしっかり受けとめたい、と思います。 唄野隆 |