聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                      ハバクク書 3章

「そのとき、いちじくの木は花をさかせず、・・・しかし、私は主にあって喜び勇み、私の救いの神にあって喜ぼう。」
                 (ハバクク書 3:17、18)

 ハバククは、祖国の罪を主に訴え、カルデヤ人によってさばくという主のお答えを聞いて、なぜユダよりも悪い者によってさばかれるのかと重ねて問い、「心のまっすぐでない者は心高ぶる。しかし、正しい人は信仰によって生きる。」いう主のお答えを聞き、主のなさることをわかろうとする前に信じて待つことが大切だと示され、祈りました。主のさばきは御民をきよめるためだと悟ったのです。彼は、「神はテマンから来られ、聖なる方はパランの山から来られる。その尊厳は天を覆い、その賛美は地に満ちている。」と主を賛美し、主の偉大な御力を前に、天地もこの世の大勢力も震えあがり、打ち砕かれると歌い、「あなたは、御自分の民を救うために出てこられ、あなたに油そそがれた者を救うために出てこられます。」と、主のさばきは御民の救い、きよめのためだ、と告白します。そう信じた彼は、恐れたり、主の御業を引き寄せるために何をしたらよいかと走り回らず、「私たちを攻める民に襲いかかる悩みの日を、私は静かに待とう。」と言いました。そして、主の前に静まっている間に、主の救いの御業に対する信頼と期待が高まったのでしょう、主のさばきで人間業の成果を誇るすべてが荒れ廃れると見通し、「しかし、私は主にあって喜び勇み、私の救いの神にあって喜ぼう。私の主、神は、私の力。私の足を雌鹿のようにし、私に高い所を歩ませる。」と叫びました。イエスさまの福音を聞き、主の再臨を待つ私たちも、「アーメン。」と唱和します。

                             唄野隆



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