聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会 聖書一日一章 「この川がはいる所では、すべてのものが生きる。」 (エゼキエル47:9) 今日のエゼキエル書47章は、1節から12節までが神殿から流れ出る川について、13節以降はイスラエルの地での土地の配分についてということになっています。 8節の海とは、死海のことを指すことは文脈から明らかですので、神殿から流れ出る川はまず東に向かって流れ、ヨルダン川の流れている谷間に達し、そこから死海に入るということのようです。死海は塩分が高すぎて普通の生き物が住むことのできない文字通りの死の海ですが、9節を見ますと、この川のおかげで命の宿る所となるというのです。しかも、10節を見ますと、そこに漁師町が出来るほどになるというのです。また12節では、その川のほとりには、豊かな実をつける木がはえ、その葉が病をいやすものとなるというのです。 私たちも死海がそうであったように、何の命ももたらすことのできないような荒れ果てた存在であったかもしれません。しかし、イエス様を信じて、聖霊様が心に宿って下さる時に、多くの人々を慰め、励ます、命を育む存在となることができるのです。 13節からは、イスラエル12部族の間で土地が公平に割り当てられることが命じられています。さらに22節から23節では、イスラエルに住む外国人にも平等に土地が割り当てられなければいけない、ということが言われています。神様の支配の下にあってはあらゆる意味での平等が貫かれるのです。私たちは、この世の生活の中にあっては、不平等を感じることがしばしばありますが、それは一時的なものに過ぎないのです。この世が全てであるかのように思わせようとする悪魔の策略に惑わされ、神様のご真実さを疑うというようなことのないように心しましょう。 中谷建晴 |