聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会 聖書一日一章 「彼らが奉仕に用いる服は神聖だから、それを脱いで他の服に着替えてから民の所に近づかなければならない。」 (エゼキエル42:14) 今日のエゼキエル書42章でも、40章、41章に続いて、千年王国時代の神殿の配置が述べられています。 今日の42章の最後の15節から20節では、神殿の一番外側が500さお、 約1.6キロメートル四方の正方形であることが語られています。この1.6キロメートル四方の中央に本堂があり、その本堂の周りが外庭と呼ばれる石だたみで覆われた広場のような所になっているようです。 本堂は東西に細長い建物ですが、1節から12節では、その本堂の南北にくっついた祭司の控室とでも言うべき建物について語られています。 1節から9節ではその北側の建物の構造について詳しく語られ、10節から12節では、南側の建物もそれと同じ構造のものであることが語られています。 13節と14節とでは、これらの建物の果たす役割が語られています。それによりますと、これらの建物は、祭司が捧げものを食べたり、本堂で使う服に着替えたりするためのものであったことがわかります。祭司が一般の人の前で、捧げ物を食べたり、普通の服装で本堂に入ったり、本堂で着ている服を着たままで人々の所に出て来たりすることは許されていませんでした。こういう決まりは、神様を礼拝するということがどれほど恐れ多いことであるか、神様が私たち人間から本来どれほど程遠いお方であるか、ということを物語っています。 にもかかわらず、私たちは神様に対する恐れを忘れてしまってはいないでしょうか。自分の頭で神様をすっかりわかったつもりになってしまっていたり、神様よりも自分の都合や自分の感情を優先させてしまっているようなことはないでしょうか。もう一度、自分自身の在り方を顧みさせていただきましょう。 中谷建晴 |