聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会 聖書一日一章 「これは、わたしの聖なる名のための熱心による。」 (エゼキエル39:25) 今日のエゼキエル書39章は、1節から20節までが、昨日の38章の内容の要約、21節以降がその出来事が何をもたらすか、ということについての預言、となっています。 2節では、神様がゴグをパレスチナの地に引きずり出したということが言われています。38章の10節にあったように、ゴグは自分の判断でイスラエル攻撃を決意したわけですが、ゴグの思いをそういう風にさせたのは神様であったわけです。そして、ゴグはパレスチナの地で神様に滅ぼされてしまうわけです。 神様は全ての人の思いを支配しておられるお方です。ですから私たちが恐れるべきなのは人ではなくて、神様なのです。にもかかわらず、人を恐れるがゆえに、結果として神様を侮るようなことをしてしまってはいないでしょうか。 6節では、神様の裁きがゴグの本拠地であるマゴグや、戦いの場となったパレスチナの地とは海で隔てられている島々にまでも及ぶことが言われています。神様の裁きが下る時、どこにいてもそれから逃れることはできないのです。 9節から10節では、ゴグの軍隊の残したものがどれほど大量かということが、また11節から20節ではどれほど多くの死体が横たわるようになるか、ということが預言されています。12節から15節を見ますと、全国民が7カ月間かかってそれらの死体を埋葬した後、なお目につきにくい死体を捜しだし、埋葬するために、それ専門の人を立てなければいけないほどである、ということが言われています。神様に裁かれたゴグの軍隊がどれほどひどい目に会ったかということがわかります。 ゴグをそのように徹底的に滅ぼす、この恐るべき神様が、キリストのゆえに私たちをご自分の民とし、私たちのためにその恐るべき力を振るって下さるのです。何と安心な、また感謝なことではないでしょうか。 中谷建晴 |