聖書一日一章メッセージ集


堺大浜キリスト教会
聖書一日一章

「わたしがあなたがたの墓を開き、あなたがたを墓から引き上げるとき、あなたがたは、わたしが主であることを知ろう。」 (エゼキエル37:13)

今日のエゼキエル書37章でも、イスラエルの回復が預言されています。 1節から14節はイスラエルの回復について、エゼキエルが見た幻とその幻の意味する所についての神様ご自身の解説です。
11節で言われているように、骨はイスラエルの各部族がバラバラになってあちらこちらに散らされてしまっていることを、またその骨が干からびてしまっていることは、そうなってしまってから随分時間が経っていることを象徴しています。そして、神様が息を吹き入れる時、これらの骨が生きた人間になった、ということは、ばらばらになって干からびてしまった骨のようであったイスラエルが、やがて神様の力によって一つとされ、回復されることを象徴しています。
そのように、神様はもう何の望みもない、どうしようもないとしか思えない者たちに命を与えて下さり、生かして下さるお方なのです。私たちも、霊的に死んで、腐って、枯れ果ててどうしようもなかったものであったのに、神様の一方的な恵みによって命を与えられたものではなかったでしょうか。主の御業を思い出し、感謝を新たにしようではありませんか。
15節以降では、ソロモン王の時代の後、2つに分かれてしまったままになっていたイスラエル民族が、厳しい裁きを受けながら、やがての時には、一つとなって回復されることが預言されています。
神様の懲らしめは厳しいものですが、その向こうには以前よりもはるかに豊かな祝福が、本当の和解、やわらぎ、平和が待っているのです。主の前に悔い改め、また主をどこまでも信じぬき、そのやがての時の豊かな祝福に与かる者とならせていただきましょう。

中谷建晴




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