聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会
聖書一日一章

「わたしが、あなたがたをすべての不義からきよめる日に、わたしは町々を人が住めるようにし、廃墟を建て直す。」 (エゼキエル36:33)

今日のエゼキエル書36章はイスラエルの回復の預言です。
1節から15節までは、エドムの地がやがて荒れ果てることとコントラストをなす形で、イスラエルの地がやがて回復されることが預言されています。この預言を聞いたユダヤ人の目の前にある状況は、これとは全く反対のものでした。イスラエルの地は荒れ果て、エドムの地は栄えていました。しかし、やがて、神様は大逆転をもたらされるというのです。
神様はご自分の民に大逆転で祝福をもたらして下さるのです。信じ抜き、待ち抜き通し、その祝福に与かる者とならせていただきましょう。
16節からは、神様がイスラエルの民を約束の地であるパレスチナの地に帰らせて下さることの預言です。
そのうち16節から21節まででは、なぜイスラエルの民がパレスチナの地を追い出されたかということが述べられ、続く22節から23節では、なぜそのイスラエルの民を神様がもう一度集められるのかという理由が述べられています。神様は神様に背き続け、罪に罪を重ねたために神様からの罰としてイスラエルの民を約束の地から追い出されましたが、そのことによってご自分の御名前が侮られることのないように、彼らを回復されるというわけです。罰せられ、滅ぼされて当然の者たちが、御名のゆえに回復されるのです。私たちも同じようにして救われたものです。にもかかわらず自分の側に何か救われる理由があったかのように思いたかぶったり、自分を救われるに相応しいものにしよう、救われるに相応しい状態に保とうとして自分で自分を追い詰めるようなことをしてしまってはいないでしょうか。
24節以降では、イスラエルの人々が新しく生まれる代わること、それと同時にイスラエルの土地がよみがえることが一体のものとして預言されています。具体的な祝福は霊的な祝福に伴うものです。霊的な祝福をまず第一に求めて行くことこそが大切です。
中谷建晴



Copyright© Sakai Ohama Christ Church All rights reserved.