聖書一日一章メッセージ集


堺大浜キリスト教会聖書一日一章

「彼が、あなたがたの不義を思い出させて、あなたがたのすべてのわざに罪が表われるようにするため、また、あなたがたが思い出すため、あなたがたは彼らの手に捕えられる。」 (エゼキエル21:24)

今日のエゼキエル書21章では、神様の裁きとしてエルサレムが徹底的に破壊されることが預言されています。
「剣」という言葉が繰り返し出て来ますが、これは具体的には、バビロンの王ネブカデネザルのことを指しています。ネブカデネザルは自分なりの野心や判断に基づいて、エルサレムを攻撃したわけですが、実はその背後にあって神様がネブカデネザルをエルサレムに裁きをもたらす道具として用いておられたのです。また、19節から22節は、ネブカデネザルがバビロンに対する反逆を同盟して企てた、ユダとアモンのどちらを最初に攻撃するか迷い、占いの結果、ユダの都エルサレムを攻撃するようになることが預言されています。占いは、神様を信じている者には禁じられている、神様の忌み嫌われるものですが、神様は神様を知らない人達がしているそういう汚れた行いまでも支配しておられ、御心を達成されるのです。
神様は全ての人を、また全ての出来事を支配しておられるのです。人の悪意や失敗、罪さえも、神様はご自分の目的のために用いられるのです。ですから、神様に愛され、神様が自分を導いて下さっていることを知っている私たちは、自分で成功を重ねていかなくてはいけない、と思い詰める必要も、あの人が自分の人生を狂わせたと他の人を恨む必要もないのです。ローマ書8章28節に書かれているように「神様が全てのことを働かせて益として下さること」を信じて、ただ神様の御心に従って行けばよいのです。

中谷建晴





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