聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

「しかし、あのしるしのついた者にはだれにも近づいてはならない。」
(エゼキエル9:6)

今日のエゼキエル書9章は、8章の続きの幻の中で、エゼキエルが見た、神様がエルサレムの上に下された裁きの様子が記録されています。
8章でエルサレムの中でどんなにひどい偶像礼拝が行われているかを十分に見せた後、神様はこの9章では、そのユダの人々の罪のゆえにエルサレムの上に徹底した裁きを下されるその様をエゼキエルにお見せになったわけです。
6節の1行目で言われているように、それは徹底した裁きで、男にも女にも、また年老いた者から子どもにまでも及ぶものでした。また、それは8節でエゼキエルが神様に向かって思わず声を挙げたほど凄惨なものであったようです。
しかし、この裁きを免れることの許された者たちがいました。2節に出て来る、亜麻布の衣を着、腰には書記の筆入れをつけた御使いに4節で言われているように、額にしるしをつけてもらった人々がそうでした。6節で神様は破壊をもたらす者たちに「あのしるしのついた者にはだれにも近づいてはならない。」とおっしゃり、彼らが手を下すことをお許しになりませんでした
では、どういう人々が額にしるしをつけてもらい、裁きを免れることができたのでしょうか。それは4節で言われているように、「全ての忌み嫌うべきことのために嘆き、悲しんでいる人々」でした。当然のように罪が犯されていたエルサレムの中にあって、罪を罪として認め、それを嘆き悲しむ者こそが救いに与かることができたのです。私たちも、自分の罪を罪として認め、キリストの贖いにすがり、キリストの十字架のゆえに罪赦され、裁きを免れる者、救いに与かる者とならせていただきましょう。

中谷建晴



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