聖書一日一章メッセージ集


堺大浜キリスト教会聖書一日一章

「しかし、わたしは、あなたがたのある者を残しておく。」 (エゼキエル6:8)

今日のエゼキエル書6章では、イスラエルの地に神様の裁きとしてもたらされる災いがどのようなものであるかについて、神様がエゼキエルに託された言葉が記されています。
3節から6節で言われている「高き所」 「祭壇」 「香の台」というのは、偶像礼拝が捧げられた場所で、そういうものは、3節の3行目で言われているように、イスラエルの地のいたるところ、山や丘、谷川や谷に築かれていたようです。
5節で人の死体が置かれ、骨がまき散らされるというのは、その場所が宗教的に汚れた場所とされる、ということを意味しています。
6節では徹底的にイスラエル全土が荒らされることが言われていますが、その最後で言われているように、それは偶像礼拝の跡を残さないため、すなわち、徹底的にイスラエルの地を清めるためであったことがわかります。神様は罪を憎まれ、それを徹底的に清められるお方です。ですからもし私たちが神様の厳しい裁きを経験しているとするならば、自分の中に神様の忌み嫌われる罪をしっかり抱え込もうとしていないか、自分自身を顧みてみる必要があるかもしれません。
神様の裁きは徹底したものですが、それは清めるためのもの、また、残された者が祝福に与かるためであることが8節から10節で示唆されています。またその中の9節では、その残された者たちもそうでない人たちと同じように偶像礼拝にふけっていたことが示唆されています。つまり、残された者たちは一方的に神様からそうなるように選ばれただけであるわけです。
私たちも他の人たちと同じように罪にまみれた者であるにもかかわらず、神様が一方的に選んで下さったからこそ、救いに与かり、祝福に与かることができるようになったのです。感謝しましょう。

中谷建晴



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