聖書一日一章メッセージ集


堺大浜キリスト教会聖書一日一章

「そして、わたしは彼の血の責任をあなたに問う。」 (エゼキエル3:18)

今日のエゼキエル書3章も、2章からの続きで、エゼキエルがどういうメッセージを神様から託されて、預言者として召されたのか、ということが記録されています。
1節から3節までは、2章の8節からの続きですが、ここではエゼキエルが神様の言葉を完全に受け入れたことが、象徴的な体験を通して語られています。2章の8節で神様はエゼキエルに「反逆の家のようにあなたは逆らってはならない。」 、周りの者と同じように心を頑なにしてはいけない、とおっしゃっています。私たちはともすれば周りの人の影響を受け易いものですが、他の人はどうであっても、自分は神様の言葉を聞き、神様の言葉に従うという姿勢が大切です。
9節では、周りのユダヤ人たちは心を頑なにして神様の言葉に耳を傾けようとしないが、そのユダヤ人たちの頑なさにひるんだり、たじろいだりすることなく、神様から託された言葉を語り続けることができるように、エゼキエルに神様に対する信頼と神様の言葉に対する確信を与えるということが約束されています。周りの人の反対とか、妨害とか、頑なさが問題なのではなく、まず私たち自身が、聖霊様の助けによって、御言葉にしっかりと立っていないことこそが問題である場合が多々あるのではないでしょうか。
18節の神様の警告は私たちにもそのまま当てはまるものではないでしょうか。19節で言われているように福音を語っても、心を開かないのならば、それはその人自身の責任ですが、私たちが福音を語らないままにしていたがゆえに、身近な人が滅んで行くとするならば、それは私たちの責任でもあるわけです。相手が聞くか聞かないかではなくて、相手が聞いても聞かなくても福音を証ししていくことこそが私たち、神様の裁きとそこから逃れる道を知らされた者の努めなのです。

中谷建晴



Copyright© Sakai Ohama Christ Church All rights reserved.