聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                    エゼキエル書 46章

「あなたは毎日、傷のない一歳の子羊一頭を全焼のいけにえとして、主にさげなければならない。これを毎朝ささげなければならない。」
                  (エゼキエル書 46:13)

この章は、例祭の守り方についてのご指示です。安息日と新月の祭りには、礼拝がささげられますが、そのとき、君主は東の門から、玄関の間を通って入り、その戸口の柱のそばに立ち、一般の人々は、北の門と南の門を通って神殿に入り、出るときは、必ず、反対側の門から出るように、指示されます。必ず主の御前に出るためでしょう。東の門は君主が礼拝に入ってくるときだけ開かれ、ふだんは閉じられています。礼拝のときは、君主は門の戸口の敷居のところで礼拝し、終わったら出ていきます。一般の人々も門の入口で礼拝します。主をおそれることが主の民にとって大切だということを示しているのでしょう。それから、全焼のいけにえと穀物のいけにえが、定められたものを、定められた量で、ささげるべきことが命じられます。毎朝、全焼のいけにえをささげることが命じられていることが心に留まりました。今の私たちにとっては、毎朝のデボーションがこれに当るのではないかと思います。主は、毎朝、私たちに語り、私たちのレスポンス(応答)を聞いて、ともに喜ぶことを願っておられるのだ、と受け止めました。「私も、あなたの御声を聞き、あなたに祈りを聞いていただきたいと思います。」と祈りました。後の部分では、相続地は主が与えられた者のものとして確保されるべきことが、また神殿で仕える者たちのために、彼らの食べるものも、食べる場所も備えてくださっていることが記されています。主の備えの細やかさが心に響いてきます。
 
                            唄野隆



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