聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                    エゼキエル書 42章

「聖域に面している北の部屋と南の部屋は、聖なる部屋であって、主に近づく祭司たちが最も聖なる食べ物を食べるところである。」
    (エゼキエル書 42:13)

 主は、バビロンにいたエゼキエルに、イスラエルの高い山に建てられる壮大な神殿を見せられました。それは一辺500さおの正方形の神殿でした。1さおは6キュビト、このときの1キュビトは普通より少し長く55センチメートルぐらいですから(40:5)、1、650メートル四方です。その中に幅20キュビト、奥行き60キュビトの本堂がありました。その詳細が40章、41章に記されています。42章には、本堂の北と南の、神殿で奉仕する祭司のための建物があったことが記されています。3階建で、各階に通路があり、上になるほど狭くなる構造でした。その「聖域に面している北の部屋と南の部屋は、聖なる部屋であって、主に近づく祭司たちが最も聖なる食べ物を食べるところである。」と言われます。主の神殿で奉仕する祭司たちは、そこに、最も聖なる物、すなわち穀物のささげ物、罪のためのいけにえ、罪科のためのいけにえを置きました。彼らは“聖所に入ったならそこから外に出てはならない、民に近づくときは聖なる服を脱いで他の服に着替えなくてはならない”と言われました。神殿そのものが、外の俗なる世界と内の聖なる世界とを区別していました。主は聖なる御方であって、主に向くときは俗なるものが混入しないように気をつけなければならないのです。私たちの文化には、清浄を求める心はありますが、主を聖とする、主にたいする畏れが欠けていることを覚えます。「主をおそれることを教えてください。」と祈りました。

                            唄野隆



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