聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                    エゼキエル書 39章

「わたしは二度とわたしの顔を彼らから隠さず、わたしの霊をイスラエルの家の上に注ぐ。 − 神である主の御告げ。 − 」
(エゼキエル書 39:29)

 38章に続くゴグにたいするさばきの預言です。ゴグは、自分の誇りと征服欲から、世界の民を動員して、聖地に攻め込み、それを征服しようとするのですが、実は、その背後にあって、彼を引き回し、押しやって、北の果てからイスラエルの山々に連れてきて、彼らを打ち滅ぼされるのは主なのです。彼等は戦う前に、弓を砕かれ、矢を叩き落されます。主ご自身が彼らを打たれるのです。人間の高慢を打ち砕き、主こそ主であることを知らせるためです。動員されるゴグの軍勢は世界全体から動員される大変な大軍でした。その大軍が完全に打ち滅ぼされます。彼らの投げ捨てる武器をイスラエルの町々の住民は燃料としますが、それは7年間も燃やし続けることができるほどの量です。そして、打ち倒された兵士たちの死体は埋めるのには7ヶ月かかります。平和に過ごし無防備なイスラエルの町々を攻めるのに、それほどの大軍が呼び寄せられ、完全に打ち滅ぼされるという大事件を見て、世界の人々は、主こそ神であり、世界を支配しておられる主権者だと知るようになります。イスラエルもその救いを見て、主が自分たちの神、主であることを知ります。そのとき、世界の民は、主が、イスラエルをその背きの罪ゆえに敵の手に渡されたが、主のあわれみのゆえに、その聖なる御名のえに、彼らを救われた、と知り、またイスラエルは、自分の罪を認め、主に立ち返り、顔と顔を合わせて、親しく主を知るのです。主をおそれ、信じ、感謝してその日を待ちます。

                            唄野隆



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