聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                    エゼキエル書 37章

「わたしの聖所が永遠に彼らのうちにあるとき、諸国の民は、わたしがイスラエルを聖別する主であることを知ろう。」
   (エゼキエル書 37:28)

 主は、霊によって、エゼキエルを、谷間に連れて行かれました。そこには干からびた骨がいっぱいありました。それを見せて、主は「これらの骨は生き返ることができようか。」と聞かれました。死んだ人の骨、それももう長い時が経って干からびてしまっている骨が、生き返るなど、考えられることではありません。しかし、エゼキエルは「主よ。あなたがご存知です。」と答えました。常識にとらわれず、主はなんでもできるという信頼に満ちた、しかし自分の信仰の弱さを自覚している謙虚な答えです。そのエゼキエルに、主は、枯れた骨に向かって預言せよ、と命じられました。彼がそうすると、骨がつらなり、筋が張り、肉がつき、皮が覆いました。しかし、息はなく、いのちはありませんでした。主は、息に預言せよ、と命じられ、彼がそうすると、枯れた骨から造りだされた者たちに息が入り彼等は生き返りました。こうして、主は、滅び去ったイスラエルとユダとを回復し生かすという主のみこころを示されたのです。そのとき、長く対立してきたイスラエルとユダとがひとつの主の民となることも示されました。そして、そのとき、それを目にする者たちが、主がこれをなさったことを知り、主を知るようになる、と言われました。このことが完全に成就したのが、イエスさまの十字架と復活の出来事です。イエスさまにあって、私たちも、自分が死んだ者であることを知り、しかし、イエスさまにあっていのちに生かされていることを知るのです。感謝です。

                            唄野隆



Copyright© Sakai Ohama Christ Church All rights reserved.