聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                    エゼキエル書 34章

「あなたがたは私の羊、わたしの牧場の羊である。あなたがたは人で、わたしはあなたがたの神である。 - 神である主の御告げ。- 」
    (エゼキエル書 34:31)

 「ああ、自分を肥やしているイスラエルの牧者たち。牧者は羊を養わなければならないのではないか。あなたがたは、脂肪を食べ、羊の毛を身にまとい、肥えた羊をほふるが、羊を養わない。・・・彼等は牧者がいないので、散らされ、あらゆる野の獣のえじきとなり、散らされてしまった。」とイスラエルの指導者たちを非難することばで始まります。自分を犠牲にしても羊を守り養う牧者が現れることもありますが、ここに示されているような指導者に悩まされることが多いのも歴史上の事実です。彼等は、自分を捨てて養い育てるべき人々を、力で押えつけ、自分のために利用し、彼らが苦しんでも、滅びても知らぬ顔をするのです。現代にもそういう指導者がいます。そういう羊の苦しみをご覧になった主は、「見よ。わたしは自分でわたしの羊を探し出し、これの世話をする。」とおっしゃいました。具体的には、“主を信じない不信仰の、そして弱い者を省みない、自己中心で冷酷な指導者たちの誤った指導の結果、国が滅び、バビロンに捕囚として連れてこられている人々を、解放し、イスラエルの地に帰らせ、強い者が弱い者を押しのけるようなことを許さず、弱い者も顧みられる、義と公正の支配する国を建てさせ、彼らを、主が遣わされる「主のしもべダビデ」によって養う”と約束されたのです。その奥に、主ご自身が主の民を捜しだし、世話をするという主の強い愛の決意がうかがわれます。このお約束の実現が、イエスさまの救いです。感謝です。

                            唄野隆



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