聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 エゼキエル書 30章 「わたしがエジプトに火をつけ、これを助ける者たちがみな滅ぼされるとき、彼らは、わたしが主であることを知ろう。」 (エゼキエル書 30:8) エジプトにたいするさばきの預言の続きです。その日、すなわち、エジプトが打たれるとき、その同盟国もともにさばきにあう、と言われます。クシュはエチオピアのこと、プテ、ルデ、アラビヤなどはエジプトの東の民たちで、エジプトの同盟国です。悪人と結ばれるとさばきも一緒に受けることになります。ミグドルはナイル川下流の要塞都市、セベネはナイル川上流のエチオピアとの境の町ですから、ミグドルからセベネまで、つまりナイル川の川口から上流のエチオピアとの境まで、エジプトはその全土にわたって、他国の軍隊に侵される、ということが宣告されたのです。そのとき、エジプトは、ナイル川を造ったのは私だ、と豪語することのできるような偉大なものではなく、主にさばかれたあわれなものだ、と人々が言うようになる、と主は言われます。そして、具体的には、そのさばきがバビロンの王ネブカデレザルによって行われるということをエゼキエルは語りました。最初の預言から3ヵ月後にそのことを繰り返し語っています。現実を見ることの大切さを覚えます。しかし、より大切なのは、目に見える出来事の背後にある主のお働きに目を向けることです。私たちは、目の前の出来事を見るとき、その当事者たちだけを見て批判したり賛嘆したりしがちですが、主は、いつも、目に見える出来事の奥に働いておられる主のみわざに目を留め、主ご自身に心を向けることを願っておられるのです。「そうします。助けてください。」と祈りました。 唄野隆 |