聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                    エゼキエル書 21章

「あなたがたが思い出すため、あなたがたは彼らの手に捕らえられる。」
   (エゼキエル書 21:24)

この章は、「わたしは、剣をさやから抜き、あなたのうちから、正しい者も悪者も断ち滅ぼす。」と言われる主のみことばで始まります。主のさばきが始まるという最後通告です。それでもエルサレムの人々は鈍感でした。目に見える回りの状況がまだ平穏無事だったからです。しかし主は続けて「剣、一振りの剣が研がれ、みがかれている。虐殺のために研がれ、いなずまのようにそれはみがかれた。」と語り、大量の虐殺、破壊のための備えが進んでいることを示されました。そして、その剣がバビロン王の剣であることを告げられました。バビロンが攻城準備を整え、エルサレムに攻め寄せ、ユダ王国を滅ぼし、エルサレムを破壊し、廃墟とする、と宣告されました。最後にアモン人に対しても一振りの剣が虐殺のために抜き放たれた、と告げられました。アモン人が、エルサレムにむなしい幻を見せ、まやかしの占いを告げたからでしょう。主は前々からエルサレムの罪を指摘し彼らの悔い改めを求めてこられたのですが、彼らは悔い改めず、しびれをきらした主がとうとう最後通告を突きつけられたのです。しかし主は彼らが滅びることを望まれたのではありません。彼らが自分の罪に気づき、すなおに悔い改めて、主に立ち返り、救われることを願っておられたのです。「あなたがたのそむきの罪があばかれるとき、・・・あなたがたが思い出すため、あなたがたは彼らの手に捕らえられる。」というみことばに主の愛の暗示が感じられます。そのことを覚え悔改めます。

2017では、これは?                 唄野隆



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