聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                    エゼキエル書 14章

「偶像のために、みなわたしから離れてしまったイスラエルの家の心をわたしがとらえるためである。」
      (エゼキエル書 14:5)

 イスラエルの長老たちがエゼキエルを尋ねて来て彼の前に座りました。エゼキエルがエルサレムの滅びを預言したので、エルサレムのことを心配し、彼にとりなしの祈りを求めたのでしょうか。その彼らに、主は、「心の中に偶像を秘め不義に引き込むものを自分の顔の前に置きながら、預言者のところに来るすべてのイスラエルの家の者には、主であるわたしが、その多くの偶像に応じて答えよう。・・・悔い改めよ。偶像を捨て去り、すべての忌みきらうべきものをあなたがたの前から遠ざけよ。」と言われました。ひとのことよりもまず自分が悔い改め、偶像を捨て、真実をもって主の前に出ることが先決だ、と言われたのです。そして、“不真実なイスラエルの家はさばかれるが、それは、そのことを通して、彼らが主を知り、主の民となり、主が彼らの主となるためだ”と言われました。何とかして、彼らを救い、彼らと真実な交わりを持ちたいとの主の熱い思いが伝わってきます。主は、さらに、“主がさばきを行われるとき、彼らが不真実であれば、ノアとダニエルとヨブのような素晴らしい人たちが取り成しても、彼らは救われない”と言われました。信仰の世界では、本人が問題だと言われたのです。その人自身が真実をもって主の御前に出、主ご自身から、救いのみことばを聞くことが大事なのです。とりなしは、その人自身が主の前に立つように助けるだけです。私たちも、一人一人、ひとに頼らず、直接に主に向かわなければならない、と示されます。

                            唄野隆



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