聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 エゼキエル書 13章 「わたしは、むなしい幻を見、まやかしの預言どもに手を下す。・・・このとき、あなたがたは、わたしが神、主であることを知ろう。」 (エゼキエル書 13:9) イスラエルの偽預言者に対するさばきの預言です。主はエゼキエルに、「人の子よ。預言をしているイスラエルの預言者どもに対して預言せよ。自分の心のままに預言する者どもに向かって、主のことばを聞けと言え。」と言われました。主からみことばをいただいて、それをそのまま告げるのが主の預言者ですが、イスラエルの預言者は、主の名を使って、自分の心の願いを語っていたのです。敵が攻めてくると言うのに、何の備えもせず、ここには主の宮があるから安全だとまやかしを告げ、平安だ、平安だ、と語っていたのです。こんな偽りを信じて悔い改めない国民は災いです。滅びを免れません。ですから、主は、彼ら偽預言者はイスラエルの民の交わりに加えられずイスラエルの家の籍にも入れられない、と厳しいさばきを宣告されました。しかし、そのさばきの中で、イスラエルは、主を知るようになる、と言われました。主は何としてもイスラエルにご自身を知らせたいと願っておられるのです。エゼキエルは、続けて、自分の心のままに預言する偽女預言者に対しても同じさばきを宣告しました。彼女たちは、人々の手首に呪法のひもを縫い合わせ頭にベールをかぶせてわなにかけ、大麦やパンのため、つまり自分の利得のためにまやかしを行っていました。そのため、死んではならない者が死に、生きてはならない者が生きるようなことになりました。私たちの講壇に立つ人が、主のことばをまっすぐに語る主の器であるよう祈ることの大切さを思います。 唄野隆 |