聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                    エゼキエル書 11章

「わたしはあなたがた方のうちに新しい霊を与える。」
   (エゼキエル書 11:19)

 エゼキエルは、主がエルサレムを去られた幻を見ていましたが、今度は、主が去られた後のエルサレムの主の宮の東の門の入口にいた25人の指導者たちを見ました。彼らは「この町は鍋であり、私たちはその肉だ。」と言っていました。この箇所は解釈が難しいところですが、私にはこう響いてきました。“彼らは、自分たちは価値ある上等の肉でエルサレムは鍋のように堅固に私たちを守ってくれている、と言うが、主は鍋をひっくり返すようにエルサレムを打ち、倒れた鍋から肉がほうりだされるように、エルサレムの住民は死体となって投げ捨てられる。”と。主は、このように厳しいさばきを告げられましたが、そのときエルサレムの指導者の一人ペラテヤが死にました。主のさばきを感じ、あなたはイスラエルの残りの者たちをことごとく滅ぼされるのですか、と聞くエゼキエルに、主は、“彼らは、もう主のことは忘れよ、この地は私たちの所有となっているのだ 、と言うが、主はエルサレムの主の宮だけに閉じ込められている御方ではない、各地に散らされたイスラエルの捕囚の民のいる所で彼らの聖所となっている、しかし、それはしばらくの間で、やがて彼らをイスラエルに連れ戻す、そして、彼らのうちに新しい霊を与え、外面だけではなく心のうちからの主のものとする”と答えられました。こう語って主はエルサレムを去られましたが、山の上で立ち止まられました。なおもエルサレムを愛されていたのです。「私たちを、外面的な宗教人ではなく、内から変られた主を宿す人にしてください。」と祈りました。

                            唄野隆



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