聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                     エゼキエル書 9章

「この町で行われているすべての忌みきらうべきことのために嘆き、悲しんでいる人々の額にしるしをつけよ。」
       (エゼキエル書 9:4)

 主は、エゼキエルに、王も、祭司も、女も、すべての人が主を捨て、偶像に取りつかれているエルサレムを見せられたうえで、彼の目の前で、この町を滅ぼす者たちを呼び寄せられました。そのとき、主の栄光が神殿の敷居に向かって移動しました。主は宮を出ようとされたのです。主の臨在が失われることがさばきの初めです。主のことばに応えて、6人の破壊者が出てきましたが、もうひとり、書記の筆入れを持った者がいました。主は彼に、「町の中、エルサレムの中を行き巡り、この町で行われているすべての忌みきらうべきことのために嘆き、悲しんでいる人々の額にしるしをつけよ。」と命じられました。町を滅ぼすとき、この町の不義を見て心を痛めた者たちが救われるように備えをさせられたのです。命を捨てた殉教者ではなく、不義を見て心を痛めただけの者をも主は顧みられるのです。昔ソドムが滅ぼされたときも、ソドムの不法な行いを見て心を痛めていたロトは救われました(2ペテロ2:8)。主は憐れみ深いお方です。さばきの理由については、 “「主はこの国を見捨てられた。主は見ておられない。」と言ったから、この不信の民をことごとく滅ぼす、彼らをあわれまない”と言われました。悪い行い以上に不信仰が主のみ心を傷つけたのです。不信は最も恐るべき罪です。この不信仰が長老たちから出ていました(8:12)。指導者の信仰は大切です。自分が主を信頼するだけでなく、指導者たちの信仰のために祈ることが大切だ、と示されます。

                          唄野隆



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