一日一章　エゼキエル書7章　唄野隆

堺大浜キリスト教会聖書一日一章

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　エゼキエル書　７章

「・・・とき、あなたがたは、わたしが主であることを知ろう。」
　　　　　　（エゼキエル書　７：４）

この章もエゼキエルのことばによる預言です。イスラエルに向かって、主が、「もう終わりだ。・・・今、あなたに終りが来た。」と宣告し、「わたしはあなたを惜しまず、あわれまない。わたしがあなたの行いにしたがって、あなたをさばき、あなたのすべての忌みきらうべきわざをあらわにするとき、あなたがたは、わたしが主であることを知ろう。」と語られる主のみことばを伝えます。そして、“主のさばきは、彼らの高慢が暴虐を生み、悪行をつのらせたことによってもたらされ、彼らは売り買いもできず、敵が攻め寄せてきても、剣を持って立ち上がる者もなく、ただ打ち伏すのみ、飢饉と疫病にさいなまれ、金銀を投げ捨て、彼らが造った偶像は他国人に奪い去られるという惨状を生む、異邦人の最も悪い者がイスラエルに攻め込み、町々を占領し、聖所も汚す、民はその中で預言者に幻を求めるが得られず、祭司も律法を失い、長老もさとしを失う、宗教も何の役にも立たなくなる、王も君主も恐れにとらわれ、民は全く無力になる”と、すさまじいさばきの惨状を示します。そして、最後に、「（こうしてわたしが）彼らをさばくとき、彼らは、わたしが主であることを知ろう。」という主のみことばが伝えられます。主はどんなことをしても私たちにご自身を知らせ、その救いを受けさせたいと願っておられるのです。しかし、さばきの中でなく恵みの中で主を知りたいものです。頼りになりそうなお金や、深遠に見える人の教えではなく、単純率直に主の愛を伝える主のみことばをしっかりお受けしたい、と思います。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　唄野隆