聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 エゼキエル書 4章 「人の子よ。一枚の粘土板を取り、それをあなたの前に置き、その上にエルサレムの町を彫りつけよ。」 (エゼキエル書 4:1) 幻の中にご自身を現された主は、今度は、さまざまなしるしをもって語るようにエゼキエルに命じられました。人には理解力の差があり、わかり方にも違いがあります。聞いて理解する人、見てわかる人、さわり触れて知る人、と理解の道に違いがあります。主は、どんな人にも、何とかして、ご自身のみこころを知ってもらいたいと、いろいろな方法を用いて語りかけてくださるのです。主の愛の熱心が胸に迫ります。今日のところでは、まず、粘土板にエルサレムの町を掘りつけ、それを包囲、攻撃する様を見せて、エルサレムの滅亡を示されました。それから、エゼキエルに、左脇を下にして390日間、右脇を下にして40日間、横たわるように命じ、それによって、イスラエルが罪を犯し続けたのでその咎のゆえに滅ぼされるのだ、ということを示されました。日数の意味はよくはわかりませんが、とにかく長い年月であることは確かです。第三に、その390日の間、大麦、裸麦、粟、そら豆、レンズ豆など雑穀で作り牛の糞で焼いたパンを食べることによって、イスラエルの民が外国に連れて行かれ、そこで汚れた者として扱われることを示されました。次章でもう一つのしるしが示されます。イエスさまも、鈍い人々に主のみこころを伝えるためにいろいろな譬えをもって語られました(マタイ13:13,34)。何としても主のみ心を伝えたいという主の熱い思いに感謝し、「私の心を開いてみことばを受け、悟らせてください。」と祈りました(使徒16:14)。 唄野隆 |